「 増えるとヤバイよ 」 とか、
「 生活習慣病になりやすい 」 とか、
「 健康診断でよく引っかかる 」 とか、
「善玉と悪玉がある 」 とか、
いろいろ断片的には知っているのですが、
改めて問われると、すんなり説明できずに詰まっちゃう (ーー;)
理解を深めておこうと思い、ちょっと調べてみました。
●コレステロールは「脂質」の一種
脂質と聞くと、「太る」と、条件反射的に思っちゃいますね^^;
なんとなく脂質は悪のように捉えられてしまいますが、
生きるために欠かせない様々な役割を持っています。
・細胞膜の材料となる
・皮膚を保護する
・断熱材として体温を保つ
・代謝活性をコントロールする
・血圧や筋肉のはたらきをコントロールする
などなど、多岐にわたる働きをしていて、コレステロールも
こういった役割を果たす脂質のひとつなのです。
ただ!
バランスを欠いた食習慣や生活習慣で、血液中の脂質が
増えすぎてしまい、 「 脂質異常症 」 になってしまうことが問題。
例えば、脂っこい食事ばかりしていたり、
運動不足になってしまうと、ドロドロ血になってしまい、
これが心筋梗塞や脳梗塞など、重大な病気を引き起こして
しまうこともありますが、これは「脂質異常症」の状態。
そして 「 脂質異常症 ≒ コレステロール過多 」 ということなのです。
●脂質異常症の診断基準
健康診断を受けたら 「 脂質 」 の欄に注目です。
脂質異常症はまさにメタボのサインですが、
これに該当しているのに自分で自覚していない人が、
全体の7割にものぼるのだそうです (ーー;)
(ウチのダンナさまもここ数年この状態・・)
[ 脂質異常症の診断基準 ]
| 異常値 |
HDL(善玉コレステロール) | 40mg/dl未満 |
LDL(悪玉コレステロール) | 140mg/dl以上 |
中性脂肪 | 150mg/dl以上 |
ちなみに健康診断表では「総コレステロール」という欄もありますが、
こちらはあまり見ないようですね。
・HDL(善玉)が減りすぎたらNG
・LDL(悪玉)や中性脂肪が増えすぎたらNG
そしてこの、3項目のうちどれか一つでも基準値を
満たしていなかったら、脂質異常症と認識し、
生活改善をはかった方が良いのだそうです。
[脂質が血管に及ぼす影響]
作用・影響 | |
HDL(善玉コレステロール) | 細胞中の余分な脂質や血管癖に溜まった余分なコレステロールを回収し、肝臓へ運ぶ |
LDL(悪玉コレステロール) | 増えすぎると血管の内壁に入り込んでプラークというコブをつくり、コブが大きくなると血管が詰まって動脈硬化になる |
中性脂肪 | 増えすぎるとHDL(善玉)を減らし、また超悪玉コレステロールを発生させて血管にプラークをつくる |
●効果的なコレステロール対策
LDLや中性脂肪を増やしてしまう大きな原因は、
「 脂っこい食事 」 や 「 甘いもの 」 の摂り過ぎ。
食事の量をコントロールすることも大切ですが、
魚や野菜を多く使った和食や、以前記事にも書いた 地中海食(過去記事へ)
などが、やはりおすすめですね♪
イワシやさんまなどの青魚に多く含まれると言われる
DHA・EPAなどの不飽和脂肪酸は、LDLや中性脂肪を減らす
働きがあります!
また野菜や海藻、きのこなどの豊富な食物繊維は、
LDLや中性脂肪を腸内で吸着して外へ排出する役割を。
また地中海食に欠かせないオリーブオイルは、オレイン酸が
HDL(善玉)を下げずにLDL(悪玉)を下げる作用を持っています。
オリーブオイルは酸化されにくく、抗酸化成分のポリフェノール
も含まれるので、生でサラダにかけて食べたり、
炒め物や揚げ物などの油料理に用いてもOK!
食事は毎日の積み重ねなので、食事のメニューを変えるだけでなく、
ちょっとした食材の工夫や調味料の工夫だけでも、
立派なコレステロール対策になりそうです♪
そして最後は、やっぱり運動・・・
○運動不足
↓
○エネルギーが消費されず、体脂肪化
↓
○肥満
↓
○脂質異常症
これは、現代人の典型的な生活習慣病への道のり (ーー;)
毎日のウォーキングなどを、習慣化できるとよいですね。
さあ、お散歩♪
●●●●●
みなさまからのクリックが記事更新の励みなのです^^
↓↓↓よろしければポチッと応援クリックよろしくお願いします↓↓↓